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メディアが変える・学生・子どもたちが変える
誕生の経緯と理念
【BS-academia】は、TBS系列の衛星デジタル放送会社『BS-i』の傘下にある、4つのチャンネルの内の一つだった。Web等での募集に応えて集まった延べ約500人以上(開局以来)の大学生に、企画・制作・出演・機械オペレーションなど、チャンネル運営が丸ごと任せられていた。スタジオやスタッフルームなどの放送設備提供と、実務的なサポート等は、(株)TBSラジオ&コミュニケーションズが行なっていた。
・ 「ユニークなチャンネルを持ちたい」という思惑のTBS側
・ 「タダで放送施設が使えてラッキー」という思惑の学生側、
という両者の"相互利用"関係で成立していた理想郷だった。
参加する学生は、もちろん無報酬。普段のゼミ・サークル活動に報酬を求めないのと、全く同じことだ。ここに集まって来たのは、金稼ぎの為ではなく、勿論TBSの為でもなく、「自分がやりたいからやる」という能動的な学生たちばかりだった。
「チャンネルを丸ごと大学生に解放し、その中にニュース的コーナーも認めよう」、と大胆な決定をしたTBSは、その時点で私に、このコーナーの"世話人"的任務を委託してきた。TBSを退社して、 市民発の新しい情報発信活動を、多様な形でお手伝いしていきたいと思っている私にとって、この仕事は、方向性が完全に合致しており、喜んでお引き受けした。