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松下村塾/投球の仕方--自分で発信!
芽吹きの春
小学生のビデオ作品群に、僕がスタジオで1本1本短いアドバイスをつけてゆく―――?
そんな"市民メディア・アドバイザー"の仕事をそのまま形にした番組が、このほど「文部科学大臣賞」を受賞した。
これは、去年3月、岡山県笠岡市立中央小学校6年生の『総合的学習の時間』の発展として教師たちが企画したもので、地元CATV局「笠岡放送(ゆめネット)」で30分番組として放送された。(『眼のツケドコロ』参照)この取組みが評価されて、松下が主宰する『視聴覚教育研究財団』の、今年度顕彰のトップ1である同賞に同教師チームが選ばれた、ということだ。
受賞者は、「笠岡メディア・リテラシー教育カリキュラム開発研究会」。遠距離をものともせず僕と緊密な連絡を取り合っている(先週日曜にも会ったばかり)、とても熱心な公立小学校の先生達のグループだ。今月中旬にもまた、泊りがけでこのメンバーの授業実践を3校、視察して来る予定になっている。
先週火曜(1月27日)の浜松市立北小学校での下村公開授業も、開始1h前から参観の先生たちが本当に各地から集まって教室をギュウギュウに埋めていたほどの関心の高さだったし、何か、教育界がいよいよエンジンかかって来たぞ、という感じがする。
僕が顧問をしている自主ビデオ制作団体『東京視点』&『NBアカデミア』からも、今年の「東京ビデオ・フェスティバル」(2月7~14日開催/世界36の国と地域から、2881本のエントリー)に一挙4本の入選作が出るなど、少しずつ成果は上がりつつある手応え。引続き、大手メディアの知らない裾野の世界を、耕し続けてゆきたい。