下村健一の中と外

健ちゃんの正体は…

2007年11月13日

ある日、ふと気がつくと、TBS社内の廊下を歩く健ちゃんから、何とも言えない“オーラ”が…。

――何の“オーラ”だ??

一見、さも自信に満ち溢れた“オーラ”かと思いきや、どーも違います。
なおも観察していると、どうやら“オーラ”の根源は、健ちゃんの歩き方のようです。

――肩で風を切って歩いてるように見えるから、颯爽として見え、なくもない……のかもしれない。

思い切って、そう声をかけると、くるりと振り向いた健ちゃんは、「まるで、ペンギンみたいでしょ?」とニヤリ。

――だいの大人が、自分の事をペンギンって言うかっ?

そう口の中でつぶやく私に、入院するほどの重傷を負った事件(全治6ヶ月!)なのに、ケロッとして健ちゃんはこう言いました。
「高校時代にね、スキーで右足をぐっちゃぐちゃに骨折したから、今でも右足は真っ直ぐじゃなくて、ちょっと外を向いて 生えてるんだよ」

――足が、外を向いて生えてるぅ? さてはオヌシ、妖怪か!?

自分と一緒に仕事をしていた人の正体に、ドン引きの私。そう言われてみれば、確かに歩く姿は、子供達のアイドル“皇帝ペンギン”(ええーーっ!?)。

――いや、それは、皇帝ペンギンに失礼じゃないか?

ペンギン、健ちゃん、ペンギン健ちゃん。

――いやいや、どう見ても、それはかなり大幅どころか、、巨大な幅で苦しいでしょ!

健ちゃんの言い分は、やっぱり私の理解の許容範囲をかぁるく超えていました。

で、結局、私が目撃した“オーラ”の正体は、いったい何だったのか? それは今でも判らず仕舞い。お粗末。(エリー)