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下村健一の中と外

(有)下村健一事務所の開業について

2013年03月09日

2010年から務めておりました内閣審議官の職は、昨年10月をもって任期を満了し退官いたしました。 今後は、社会・政治などの分野の難しいコミュニケーションを橋渡しする「コミュニケーター」の仕事を中心に、取り組んでまいります。具体的には、次のような特殊技能を要する業務です。

*対話型イベントの司会、ファシリテーター
…台本を読み上げるだけでは収まらない、その場のコミュニケーションを中心とするイベントの司会進行役。【業績例】「エネルギー政策を考える国民対話集会」、「わが町の未来を考える、住民と行政の対話集会」、等。

*広報アドバイザー
…官公庁、地方自治体、私企業、任意団体、NPOなどが、社会とのコミュニケーションを円滑にするための広報活動について、個別・具体的にアドバイス。過去2年間の、内閣広報室での仕事の延長線。 【業績例】 月刊誌「広報会議」連載コーナーでの事例紹介、「大学広報の在り方を考えるワークショップ」、等。

*市民メディア・アドバイザー
…インターネット等で自らメディアを作って、動画や文字で発信する市民への個別・具体的なアドバイス。既存の大メディアには出来ない、新しいコミュニケーションの創造を目指す。 【業績例】 小中高校や市民のビデオサークル等への出張コーチ、作品発表会審査員、等。

*番組コメンテーター
…スタジオ・トークに新たな視点を投げ掛ける。社会の分断を煽らず、是々非々のスタンスに立つ。いかなる対立的なテーマでも、コミュニケーションの端緒を探すようなコメントに専念することを持ち味とする。 【業績例】 TBSでの25年にわたるスタジオ・リポートも、殆どこのスタンス。

*講演業
【業績例】 コミュニケーションの活性化を目標に、次のようなテーマのリクエストに対応。
・「なぜ日本の総理は次々変わるのか」「政府の言葉が判りにくいワケ」
…内閣広報2年の体験談
・「官邸から見た震災&原発事故」
…視角を変えたあの時の真実、これから私達はどうすべきか
・「新しいエネルギー社会の行方」
…浜岡停止、脱原発宣言、大飯再稼働、革新的エネ戦略の攻防
・「メディア・リテラシーとは何か」
…特に放射能報道を巡る混乱で、今こそ全国民に必須の知識!
・「市民メディアの現状と未来」
…震災後に真価を発揮した、メディア社会の新しい潮流。
・「TVリポーターの仕事」
…殺人犯との対峙、カルトとの対話、南極、エベレスト…波乱の四半世紀。
・「イクメンの楽しさ」
…日本のTV界で男性初の“育児休暇”を取得。そこで発見した大切なこと。
・「ワーク・ライフ・バランス」
…男女共同参画と関連付けつつ。言うは易し・行なうは難しの挑戦談。
・「障害者雇用が当たり前の社会を目指して」
…《ATARIMAEプロジェクト》で見た、現実を変える力。

これらの業務の受け皿として、有限会社「下村健一事務所」を開業いたしました。かつての有限会社「オフィスあん」を全面改編したものです。今後のお問い合わせは、こちらにお願いいたします。
また、この会社業務とは別に、個人として、慶応義塾大学(特別招聘教授)で「科学技術とジャーナリズム」・「マスコミュニケーション」、関西大学(特任教授)で「地域メディア論」・「メディア制作実習」などの授業を担当し、学生達と一緒に新しいコミュニケーションを探求します。これらについては、4月以降、実際の講義がスタートしてからあらためてご報告します。