地球環境保護 vs 母の愛

2008年1月30日

ハンバーガーのお店で、打合せをした時のこと。

「紙ナプキンを掴めるだけつかんで持ってきて、それを全部は使わないで、結局ゴミ箱に捨てちゃうお母さんって、よくいるじゃない? 僕、あれってすっごく抵抗あるんだよね」

「え…?」

思わず、視線を目の前のテーブルに移すと、そこには、山と積まれた紙ナプキンが…。

「必要な分だけ取れば、いいじゃん」

「だって、子どもの分が足りなくなってから、またナプキンを取りに席を立つのも  面倒じゃないですか」

「今は、子どもはいないよ、ここに」

「…ぅ」

ついつい職業病(?)が出てしまった私。確かに、健ちゃんは私の“子ども”じゃ ありません。なのについ、いつもの癖で、ごっそりと紙ナプキンを掴んでいたのです。

「物は、必要な分だけを使う」という、地球環境保護の観点からすればハナマルな 正論を展開してきた健ちゃんに、労力を惜しみ、少しでも“楽をしよう”とした お母さん(=私)は、完敗でした。

でも、ほんのちょっとだけ職業病の言い訳を。
「紙ナプキンを取りに行く」そのたった数秒間に、子どもがどんな状況に陥るか 分からないんです。椅子から落ちるかもしれないし、買ったばかりのハンバーガーを 落としてしまうかもしれない。片時も子どもから目を離したくない…そういう お母さんの愛もまた、地球環境保護と同じくらい大事ではないでしょうか。

とにもかくにも、それから暫くの間、私の鞄の中には、その時の紙ナプキンがずっと 入っておりました。(エリー)